2009年8月24日月曜日

無重力でES細胞培養に成功 無重力に近い環境を作り出せる装置「3Dクリノスタット」!? なんじゃこりゃー!SFじゃー!

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200908250101.html
広島大大学院保健学研究科(広島市南区)の弓削類(ゆげ・るい)教授=理学療法学、細胞生物学=の研究グループが、無重力環境を利用したマウス胚(はい)性幹細胞(ES細胞)の培養に世界で初めて成功した。従来の培養では不可欠だった薬剤などの処理が不要となり、再生医療の実用化に向けて大きな前進となる。
 ES細胞は、神経や血管などさまざまな細胞に分化できる。細胞を増やす過程では、いかに分化を抑制できるかが課題となっている。現在は薬剤や動物由来の物質を使って抑制するしかなく、ES細胞が人間に有害な未知の病原体を含んでいたり、悪性(がん)化したりして、副作用が起きる恐れがあった。
 弓削教授は、人が宇宙に滞在すると、筋力が落ち、骨密度が低くなる点に着目。無重力環境で細胞の分化が抑制されることから、ES細胞の培養への応用を考えた。
 三菱重工業などと共同で、無重力に近い環境を作り出せる装置「3Dクリノスタット」を開発した。回転運動を使って、一点に掛かる重力を360度に分散し、装置内を無重力に近くできる。この装置でマウスES細胞を7日間培養すると、薬剤処理をしなくても細胞が分化せず約8倍に増殖した。



http://www.mhi.co.jp/products/detail/3d_clinostat.html
3Dクリノスタット
本装置は直交する2軸により3次元的に対象物(試料)対象物を回転させることにより、重力方向を連続的に変化させ、 対象物が重力刺激を感受するまえに方向を変えると共に、 対象物にかかる重力ベクトルの合計を時間的にほぼゼロの状態にします。

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