2011年4月22日金曜日

東日本大震災:福島第1原発事故 高濃度汚染水、海へ流出4700兆ベクレル

 ◇放射性物質、史上最悪レベル

 東日本大震災で被 害を受けた東京電力福島第1原発2号機の取水口付近から高濃度の汚染水が海へ流出した問題で東電は21日、汚染水によって放出された放射性物質の総量は、 少なくとも4700テラベクレル(ベクレルは放射線を出す能力の強さ、テラは1兆倍)と推定されると発表した。東電の保安規定で定めた同原発1~6号機の 年間限度の約2万倍に相当する。また、流出想定量は約520トンだったという。

 1000テラベクレルというレベルは、史上最悪の海洋汚染とされる英セラフィールド核施設で70年代に放出された放射性廃液の年間の総量と同程度だという。東電は「影響については魚介類のサンプリングなどを通じて調査を続けたい」としている。

  放出されたと考えられるのは、放射性ヨウ素が2800テラベクレル、放射性セシウム134と137が各940テラベクレル。集中廃棄物処理施設(集中環境 施設)などから海に放出された低濃度の汚染水に含まれた放射性物質の総量(0・17テラベクレル)の約2万8000倍に当たる。

 流出総 量は、4月1日から流出が始まり6日の止水確認時まで一定量が続いたと仮定して試算した。東電は汚染水が海へ拡散するのを防止するため、1~4号機取水口 前面や取水口を囲む堤防の隙間(すきま)に「シルトフェンス」を設置するなどの対策を取っている。【藤野基文、山田大輔、八田浩輔】

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110421dde001040011000c.html


【福島原発】4/21/木★1.東電「クロル38検出は間違えでした」2.海洋汚染について
http://www.youtube.com/watch?v=hEpLyuU_jPs
http://www.youtube.com/watch?v=ILpewYlSlME

4 件のコメント:

  1. 汚染水、海にどう広がる? 文科省が拡散予測を公表

    2011年4月22日22時25分

    図:海洋への拡散予測拡大海洋への拡散予測

     福島第一原発から出た汚染水が周辺の海へどう拡散するかを、文部科学省と海洋研究開発機構が予測し、公表した。汚染水はいったん北東方向に延び、5月に入ると数百キロの沖へ広がり、薄まるという。

     予測には、4月13日までに東京電力が発表した海水の放射能濃度の数値を使った。11日以降は、原発から海への汚染水の漏れはないという条件で、11日時点の海流をもとに分析した。4月16日には、排水濃度基準の10分の1までの比較的濃度の高い汚染水が北東に直線的に延びたが、4月中旬以降は、非常にゆっくりと、やや南寄りで沖へ移動しながら広がった。(杉本崇)

    http://www.asahi.com/national/update/0422/images/TKY201104220604.jpg
    http://www.asahi.com/national/update/0422/TKY201104220562.html

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  2. 子どもの安全基準、根拠不透明〜市民の追及で明らかに(前編)
    http://www.youtube.com/watch?v=jnOD55uLA7c

    福島老朽原発を考える会をはじめ3団体の呼びかけで21日、文部科学省が児童の放射線許容量を年間20ミリシーベルトとする安全基準を出したことに関して、その数値を撤回­するよう交渉を行った。出席した文部科学省と内閣府原子力安全委員会の担当者は、ほとんどの質問に対して回答することができず、子どもの安全基準の根拠が不透明であり、き­ちんとしたプロセスがとられていない可能性があることが明らかとなった。

    交渉に出席したのは、文部省のスポーツ青少年局学校健康教育課や原子力安全委員会事務局などの係長クラス4人。文部省の担当者に対して、主催者側から「20ミリシーベルト­が放射線管理区域よりはるかに上回るレベルであることを理解しているか」との質問に対し、「個人的に、放射線管理区域は存じていない」と回答。管理区域の線量レベルが年間­5ミリシーベルトであり、労働基準法上18歳以下が働いてはいけないことになっていることや、20ミリシーベルトは原発労働者が白血病になった際、労災認定されるレベルで­あることなどを知らなかったことから、会場からは「そんなことを知らずに決めていたのか」との声があがり騒然とした。
      
    また、20ミリシーベルトという安全基準を誰が決めたのかとの質問に対し、内閣府原子力安全委員会の事務局担当者は、19日に内閣府原子力安全委員会が「問題なし」と決定­し、助言したと回答。しかし、5人の委員が会合を開いた事実はなく、また議事録も見たことがないという。更に、国の設定した20ミリシーベルトには食物などや土ホコリなど­による内部被ばくなどは含まれてないことがも判明し、再び会場は騒然とした。
     
    1時間半近くにわたる政府交渉の結果、市民からは、子どもたちは既に校庭で遊び初めており、一刻も猶予がないとして、(1)20ミリシーベルトの基準を撤回して欲しい(2­)少なくとも、20ミリシーベルトを安全とする根拠や審議の過程等が示されるまでは、20ミリシーベルトを撤回して欲しい、との提起がなされた。これに対し、政府交渉の調­整にあたった福島瑞穂事務所は、すぐに入手可能な回答は今日21日の夕方までに、また新たに検討すべき回答は明日22日の午前10時までに回答を得るようにすると確約、政­府交渉は終了した。
     
    OurPlanetTVがこの模様をUSTREAM中継をしたところ1300人が視聴。出席した担当者がほとんど回答できないことに対して怒りのツイートが相次いだ。また­、若い担当者しか出席しなかったことに対し、「なぜ責任者がこないのか」といった声が殺到。OurPlanetTVの事務所にも、「なぜ、文部科学省は責任者をよこさない­のか」と怒りの電話が入った。
      
    学校などの放射能汚染に関しては、原発震災復興・福島会議が福島県に対して、0.6μSV/h以上の学校の授業中止と学童疎開を求めて要望書を提出している。
      
    子どもの安全基準、根拠不透明〜市民の追及で明らかに(後編)
    http://www.youtube.com/watch?v=DUhlamqSQXg

    http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2011/04/svh-652a.html
    福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
    http://homepage3.nifty.com/fukurou-no-kai/
    グリーン・アクション
    http://www.greenaction-japan.org/
    美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
    http://www.jca.apc.org/mihama/

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  3. 手をつきわびる東電社長に「早く家に帰して」

    東京電力の清水正孝社長は22日、初めて福島県内の避難所を訪れ、
    福島第一原子力発電所の事故について謝罪した。

    「ご迷惑をおかけしています」と床に手をついておわびを繰り返す清水社長に対し、
    避難者からは「早く家に帰してくれ」などの怒号が上がった。

    http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110422-OYT1T00905.htm
    http://www.yomiuri.co.jp/photo/20110422-550943-1-L.jpg

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  4. 東電社員「東電は国民を見殺しにしている」と退社し海外移住

    NEWS ポストセブン 4月22日(金)7時5分配信
     東日本大震災以前、東京電力社員は「準公務員」と呼ばれていた。事業の公共性と独占性、それがもたらす安定感から、羨望まじりに揶揄されていたのが、いまや懐かしい。

    〈東京電力1100人採用へ 大卒335人高卒595人 今一番の勝ち組だぞ〉

     昨年2月16日に発表された2011年度の東電採用計画に関して、ネット掲示板にはこんなスレッドが立っていた。「当初の計画では、福島の第一・第二原発で新しく稼動する発電施設にも配置する予定だった」(東京電力広報部)が、「勝ち組」だったはずの新入社員たちは、華やかな入社式も取り止めになり、今ひっそりと新人研修に入っている。

     そんななか、東京電力を後にする人も出始めている。ある東電社員は、3月いっぱいで東電を辞め、海外に移住するという。退社前の挨拶回りを受けた人によれば、その際、「東電も政府も、原発事故の恐ろしさを公表せず、国民を見殺しにしている。自分は海外に逃げる形になるが、せめて自分が関わった方々には、この気持ちを伝えたく、こうしてご挨拶に来た」と語っていたという。

     こうした一部の例外を除く大多数の社員は、退社など考えもせず、「真夏の東京大停電」回避に向けて走り回る日々を送っている。だがその一方で、将来への不安も当然、頭をよぎる。

    「若手社員の間では、東電はつぶれる、もうおしまいって話で持ちきりですよ」(20代男性)

    「子供がいて、家のローンが残っている社員は大変ですよ。みんな表だってはいいませんが、親しい人だけで集まれば、カネの不安を口にします。給料は半分になるかもしれない。いや、半分で済めばまだいいかも……」(50代男性)

    ※週刊ポスト2011年4月29日号

    http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110422-00000003-pseven-pol

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