2009年3月18日水曜日

せめて、SFらしく

メモ代わりにここを使わせてもらう@永田

46 件のコメント:

  1. 地球生命の起源は宇宙!? NASA、隕石に含まれるアミノ酸の調査結果を発表

    http://journal.mycom.co.jp/news/2009/03/18/046/

    アミノ酸は、水素原子の位置を"親指"としてその分子構成を手のひらに見立てると、左型(L)と右型(D)に分類することができる。そして、人類をはじめとする地球上の生物を構成するタンパク質は、すべて左型アミノ酸からできている。アミノ酸を普通に合成すると、左型と右型がちょうど半分ずつの割合で生成されるにもかかわらず、だ。その理由はなぜなのか - この謎にまつわる興味深い研究結果が3月16日付けの『Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)』に掲載された。

    米航空宇宙局(NASA)に所属する宇宙生物学者のDaniel Glavin氏とJason Dworkin氏がPNASに投稿した論文によると、両氏が4年間にわたり南極大陸およびオーストラリアに落下した45億年以上前の6つの隕石を調査した結果、これらの隕石に含まれていたアミノ酸は圧倒的に左型が多いことがわかったという。6つのうちの1つ「マーチソン隕石」では、地球上にほとんど存在しないαアミノ酸「イソバリン」の左型と右型のインバランスが18%となっており、当初、50:50に近い割合を予想していた両氏は「この結果を最初は信じたくなかった」と驚きを告白している。

    地球より古い年齢の隕石ですら、左型のアミノ酸を多く含むのはなぜなのか - Glavin氏は可能性のひとつとして、「隕石の母体となった小惑星に含まれる氷などの水分にアミノ酸が接触し、その作用によって左型アミノ酸が増殖した」という説を挙げている。また、隕石が偏光紫外線放射を受けたため、左型アミノ酸が多く残ったことも考えられるという。

    地球上の生命は、宇宙から飛来した隕石に含まれるアミノ酸に由来するいう説は、多くの科学者によって唱えられているが、すべての生物が左型アミノ酸をベースにしていることを考えると、今回の調査結果はこの仮説の強力な後押しとなりそうだ。

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  2. 星の距離を測り、「天の川」の地図を作る

    http://www.yomiuri.co.jp/space/astronomy/20090316-OYT8T00685.htm?from=nwla



    ここでは小型JASMINEとJASMINEについて詳しくご紹介しましょう。その観測精度はいずれも0.01ミリ秒角。ヒッパルコス衛星に比べると2桁の精度アップとなります。理論的には40万km先(地球から月までの距離)の1円玉を測定できる精度です。精度よく測定できる範囲は3万光年にもなり、銀河の中心部まで観測が可能になります(図3)。明るさが11等級までの星ならば、小型JASMINEでは数万個、JASMINEではおよそ1千万個もの星の位置を実際に測定する壮大な計画なのです。

     計画では、JASMINE衛星での観測にもとづいて天の川銀河の立体的な地図が作られます。そのため、天の川銀河の中心部分など1千万個を越える星について、1つ1つ見える方向や距離を調べるのです。

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  3. 「この宇宙はひとつの巨大なホログラムである」~GEO600の騒音の謎に大胆仮説

    http://www.gizmodo.jp/2009/02/geo600.html




    この3次元ワールドで僕らが見たり感じたりしてることはすべて、「2次元情報の単なるホログラフィックなバージョンに過ぎない」と信じる理論物理学の一派があります(あるんです)。そしてこのほどなんと、そのヒントらしきものが独ハノーバー南方にあるGEO600という実験設備で確認された、というニュース。 

    GEO600は7年前から重力波(中性子星やブラックホールなど超密度の天体から発せられた時空内の波動)の検出を行ってる設備です。この下の写真にある全長600mのパイプが検出装置なんですけど、何ヶ月も前からこの装置を悩ませてる原因不明の騒音があり、スタッフ一同、首をかしげていました。

    ところが実はこれが起こる前から、こういった騒音があるじゃろう、と予言した研究者がいたのです。米イリノイ州バタビアにあるフェルミ研究所粒子天体物理学センター所長クレーグ・ホーガン(Craig Hogan)シカゴ大天文物理学教授です。

    教授の説明によると、GEO600が出くわしたのはたぶん、時空のファンダメンタルな限界…つまり時空が、アインシュタインの説くスムーズな連続体としての動作を止め、「粒子」に分解するポイント…なのだとか。ちょうど新聞の写真にズームインすると点と点に分解しますよね? あれと一緒で、「これはまるでGEO600に、顕微鏡レベルでしか見えないほど小さな時空の粒子のconvulsionが吹き付けられているようなものなのだ」と氏は話してます。

    そして「仮にGEO600の実験結果が私の睨んだ仮説の通りなら、我々はみな、巨大な宇宙のホログラムに生きていることになりますね」と教授。

    ああ、マトリックスの世界へようこそみなさん。New Scientistの記事にはこうも書かれています。

    もし時空が粒子のホログラムだとしたら、宇宙は球体で、外側表面がプランク長の[=超ちっちゃい]スクエアに覆われており、各スクエアに情報がワンビットずつ含まれているようなものと想定できるだろう。ホログラフィックの原理では、外側を覆う情報量は、宇宙のボリュームの内側に含まれたビット数と合致しなければならないと言われる。

    球体の宇宙のボリュームは、外側の面よりはるかに大きい。となると、どうしたらそんなことが本当に可能なのだろう? ここでホーガン氏は、宇宙の内側に境界上と同等のビット数が存在するためには、内側の世界はプランク長より大きな粒子で構成されなくてはならないことに気付いた。「あるいは別の言い方をすると、ホログラフィックな宇宙はブラー(ピンぼけ)がかっているのです」(ホーガン氏)

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  4. 韓国にも上陸、「耳で聞く麻薬」騒動:趙 章恩「Korea on the Web」
    http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090319/1013358/

     アメリカやヨーロッパで問題になった「i-doser」と呼ばれるMP3ファイルが韓国の青少年の間で流行し、
    政府機関がファイルの削除や検索禁止など、取り締まりを始めた。どこまで本当か知らないが、このi-doserは
    脳波を調節するという周波数を繰り返し、麻薬を服用したのと同じ効果があるとネット上では喧伝されている。

     あまりの噂の広がりに、テレビ番組ではi-doserは本当に覚醒効果があるのかという実験まで行った。
    1時間ほどi-doserファイルを聴かせた後の感想は、何の効果もないという人もいれば、熟睡できた、気持ち
    よかったという人もいた。一方で、翌日になっても頭痛と吐き気がしたという人もいたため、有害性がある
    のではないかと一部では問題になっている。リアルの麻薬を取り締まる食品医薬安全庁をはじめ、放送通信
    審議委員会、保健福祉家族部が集まり、i-doserの有害性を研究し、安全性が判明するまでインターネットで
    流通できない
    ようにした。

     i-doserはコミュニティサイトを中心に2009年2月ごろからファイルが掲載されるようになり、ポータル
    サイトの人気検索キーワードとして登場したのをきっかけに一気に広まった。「i-doser」、「耳で聞く麻薬」、
    「サイバー麻薬」など、関連性のあるキーワードでは検索できないようにし、MP3ファイルは削除している。
    政府機関はi-doserに有害性があると判明された場合、医薬品管理法と青少年保護法、電気通信法を改定して
    でも、取り締まりを強化するとしている。

     好奇心旺盛な青少年だけに、脳波を調節して麻薬を服用したのと同じ効果があるファイルがあると聞けば
    試してみたくなるのだろう。ネットのブログやコミュニティの掲示板には数千件のi-doser体験談が投稿され、
    どこどこのサイトにいけばまだファイルをダウンロードできるといった情報までやりとりされている。
    アメリカの動画投稿サイトにはi-doserを聴きながら発作を起こす人の動画が投稿され、これがまた韓国の
    ポータルサイトなどにコピーされて出回り、さらに好奇心を刺激することになった。

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  5. 横浜国大、骨細胞増殖に最適な振動数を特定-iPS細胞に応用も
    http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620090318aaag.html

    横浜国立大学の白石俊彦講師らは、骨を形作る細胞が最も増える振動数を特定した。プレート上の細胞を、ゼロから400ヘルツの範囲で縦方向に振動させて培養すると、骨形成と密接なかかわりを持つ遺伝子が50ヘルツで最も発現し、細胞増殖につながることを発見した。今回の成果は、iPS細胞(万能細胞)などへも応用が期待でき、再生医療の早期実用化に役立ちそうだ。
     骨折を治療する時に、超音波で骨を振動させると回復が早くなることが知られている。一方、振動数によっては、細胞増殖のスピードが遅くなり、逆効果になってしまう時もある。
     白石講師らは加振器を使い、細胞にさまざまな振動を与えて比較する実験を行った。すると50ヘルツで遺伝子の発現がピークを迎えることを発見。
    (掲載日 2009年03月18日)

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  6. http://ja.wikipedia.org/wiki/人体解剖マニュアル

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  7. 【研究室から】夢でない「透明人間」 光操る新物質をhttp://sankei.jp.msn.com/region/kanto/saitama/090316/stm0903161428019-n1.htm

     光を操り、世界最小レベルの立体的な金属加工に成功した。作り出したのは、高さ約500分の1ミリの銀のマキビシだ。
     さまざまな分野での応用が期待されるなか、田中研究員の目標は、この技術を使って「光を自在に操る自然界にない新物質」(メタマテリアル)を作り出すこと。実現すれば、透明人間も夢ではないという。
     ミクロの世界の金属立体加工技術と透明人間という、一見関係のなさそうな分野がなぜ結びつくのか。
     「体に当たって反射した光と、光が体でさえぎられてできた影。この2つがあるため、私たちの体が見えます」と田中研究員。
     ものに当たった光が曲がる角度(屈折率)は一定だと考えられてきた。ところが、最新の研究で、直径約1万分の1ミリという極小の金属製コイルを並べることで、屈折率を変えられることが分かってきたのだ。 田中研究員は「メタマテリアルで光の屈折をコントロールし、光を体の周りで迂回(うかい)させることができれば、見えなくなるのです」と説明する。
     そこで必要となってくるのが、極小のコイルを作るための金属加工技術だ。
     田中研究員は光学顕微鏡が専門で、極小金属加工はこの顕微鏡技術を応用したもの。10兆分の1秒という短時間だけ照射するレーザーを、レンズで1点に集めて銀の水溶液に当てる。すると、レーザーを当てた部分だけ、鉛筆の先で描くように銀が出てくるのだ。
     研究を進めるため、世界最小レベルの金属加工技術を開発した田中研究員。「まっすぐ進むだけで、いうことを聞かない光を手なずけたい」と夢を語った。(大矢博之

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  8. 成層圏に新種の細菌、生命の起源探究の一助に インド
    http://www.cnn.co.jp/science/CNN200903170026.html
    ニューデリー(CNN) インド宇宙研究機関(ISRO)は16日、紫外線に耐性を持つ新種の細菌3種を成層圏で見つけたと発表した。

    ISROは成層圏に気球を打ち上げて収集したサンプルの中から、細菌12種と菌類6種を検出。このうち3種の細菌は、これまでに発見されたどの細菌とも異なる新種だったという。

    ほとんどの生物は成層圏の強い紫外線を浴びると死んでしまうが、これら細菌は紫外線に耐性を持っていた。新種の1つはジャニバクター属の細菌で、英国の天文学者フレッド・ホイルにちなんで「ホイレイ」と命名された。

    ISROは「微生物が地球外から来たという説は現代の科学では立証できていないが、(今回の発見は)生命の起源の探究を続ける動機になる」と述べている。

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  9. http://mainichi.jp/select/science/news/20090319k0000e040018000c.html

    花のめしべに取り付いた花粉の精細胞を、めしべの根元の卵細胞まで正しく誘導する
    2種類のたんぱく質を、東山哲也・名古屋大教授(植物学)らが発見した。

    魚を引き寄せる釣りの疑似餌になぞらえて「ルアー1」「ルアー2」と名づけ、
    19日発行の英科学誌ネイチャーに報告した。

    植物は受粉すると、花粉から花粉管(直径0.01ミリ)が伸び、
    めしべの根元の「胚(はい)のう」にある卵細胞に到達。そこで受精して種子を作る。
    しかし、花粉管がなぜ迷わずに卵細胞にたどり着けるのかは百数十年来の謎だった。

    東山教授らは、胚のうの一部が露出している園芸植物「トレニア」で、
    受精の様子を観察する手法を開発。卵細胞の隣にある助細胞だけで働く二つの遺伝子に着目した。
    これらの遺伝子から作られるたんぱく質のある場所に花粉管が伸びることを発見し、
    このたんぱく質を使って花粉管の動きを自在に制御することができた。
    遺伝子が働かないようにすると、花粉管が迷子になることも確かめた。

    東山教授は「今後、さまざまな植物でルアーのような誘引物質が特定されれば、
    人工交配が難しかった作物間での育種にも道が開けるのでは」と話す。

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  10. 理化学研究所と東北大学など、臨界温度38ケルビンのフラーレン超伝導体の謎を解明http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=215631&lindID=4


     今回の国際共同研究によって、Cs3C60は、常圧の条件下では電気を伝えることができない絶縁体となり、しかもモット絶縁体(※4)と呼ばれる特殊な状態にあることが分かりました。そして、圧力を加えると電子が動き始めて金属化すると同時に、高いTcの超伝導が発現することを明らかにしました。
     本研究では、フラーレンの高いTcでの超伝導現象が、絶縁体から金属に変化する電気的性質に鍵があることを、大型放射光施設SPring-8(※5)の高輝度放射光を用いて高圧下で原子配列を決定することで、初めて明らかすることができました。この振る舞いは、有機超伝導体や銅酸化物超伝導体など、通常の金属や合金の超伝導とは異なる性質を示す超伝導体にも見られるものです。このため、今回の成果は、高いTcの超伝導体を作るには、絶縁体の物質に近い構造や組成の材料を探索することが有効であるという、分子性高温超伝導物質探索の研究指針に重要な道筋を提供することになります。本研究成果は、米国科学誌『Science』のオンライン版に3月20日掲載予定です。

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  11. 鋼より強く、空気並みに軽いナノチューブ人工筋肉
    http://japanese.engadget.com/2009/03/23/nanotube-muscle/
    テキサス大学の研究チームが、鋼より頑丈で、ダイヤより硬く、空気よりわずかに重い程度の人工筋肉素材を開発しました。強度だけではなく伸縮の幅や耐熱性にも優れており、研究チームの材料科学者Ray Baughman氏いわく「かつてない特性をもったまったく新しい人工筋肉が作り出せる」。

    Ray Baughman氏とその同僚が開発したのは、電圧をかけると220パーセント拡大し、電圧を止めると数ミリ秒で元の形状に戻るカーボンナノチューブ素材。多くの空気を含んだエアロゲル構造のフィルム状となっており、1立方センチメートルあたりの重さはわずか1.5ミリグラム。30平方メートルの場合でも、数グラムの重さです。Baughman氏によれば、「これらのリボンをまとめて使用することでロボットなど四肢に利用できる」とのこと。さらに耐熱範囲は、窒素が液化する-196℃から、純鉄が融ける温度以上の1538℃までと超極地用仕様。もはや宇宙や別の惑星での使用を想定していると言っても過言ではありません。

    続きにデモンストレーション動画を掲載しています。残念ながら人工筋肉のもととなるリボンがびくびくしているのみでロボットは登場しません。

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  12. 「マイナス1個の光子」観測──阪大大学院生らが成功http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news005642.html大阪大学の大学院生、横田一広さんと井元信之教授らは、光の粒である光子が「マイナス1個」存在する、という不思議な現象を観測した。量子力学における常識を超えた現象で、理論的には2002年に予言されていたが、観測されたのは初めて。研究成果は英独共同発行の電子学術誌「ニュー・ジャーナル・オブ・フィジクス」に発表。英物理学会の注目論文に選ばれ、著名な英経済誌「エコノミスト」にも紹介された。

     量子力学によれば、ミクロな世界では本来あり得ない現象も起きるが、測定はできないとされる。実験では特殊な光回路に光子を入れ、この異常な現象を新しい方法で測定したところ、回路の一部を光子が通った確率が「マイナス1」となり、本来は存在しない“反光子”のようなものが通ったことを確認できた。

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  13. > 俺は初めて彼女とMMXした。
    > 「もうそろそろiiyama? 君のI/ODATAを確かめたいんだ。XT」
    > MITSUMIあうと、彼女のMECはALBATRONとしていた。
    緊張した俺は焦り彼女のソケット478をAOpenしようとした。
    「ちょ、ちょっとRADEON!何をSis」もう俺は既にエレコム。
    Sound Blasterのホックを外すとはちきれそうなPioneerがBarracuda
    でもBIOSTARは意外と玄人志向だった。
    「恥ずかしいわ。あまりミネベア・・・」
    SCSIをTORICAるとKEIANをSOLTEKした痕がアルファデータ。
    あそこはSUPERMICROだった。OMEGAドライバも少し鼻についた。
    しかし、彼女のCREATIVEを刺激しつつ俺のセレロンを
    彼女のSerial-ATAからASUSに這わせると、「FireWire~ン」
    「もう、ATI」「COREGA欲しいんだろ?」「早くリテール」
    俺は激しくTSUKUMO。「インテルはいってるっ!IEEE!1394!」
    「あぁ・・・もうDell!」

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  14. カボチャの馬車も夢じゃない? 中国の「宇宙野菜」
    http://www.web-tab.jp/article/6499/

     中国の宇宙開発の現場から生まれた「宇宙野菜」。いわゆる品種改良された野菜なのだが、特記すべきはその大きさだ。あまりの大きさに、シンデレラに出てくるカボチャの馬車も実現可能と思えてしまう。宇宙に送り出し、宇宙空間で一定時期を過ごした種を地球上で植えるだけだという。詳細については分かっていないが、真空状態、無重力といった宇宙の特性がどうやら関係しているようだ。

     ここではSinopixの写真から宇宙野菜の大きさに絶句してもらいたい。

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  15. http://www.honda.co.jp/internavi/realization/index.html

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  16. 死の誘いを遮る?青い光で自殺防止
    2009.3.26 23:15
    http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090326/trd0903262315016-n1.htm

    多発する飛び込み自殺に“青い光”が一役-。

    鉄道の踏切や駅、ダムなどで、人の精神を落ち着かせる効果があるとされる青色照明の導入が
    各地で広がっている。

    京浜急行では、八丁畷駅(川崎市)など2駅に設置し、効果を検証中だ。昨年12月の導入以降、
    今のところ自殺は発生していないという。

    全国の自殺者数は平成10年に初めて3万人を突破し、社会問題化している。
    さらに「100年に1度」の世界的不況で、自殺者の増加が懸念されるだけに、
    “青い光”による抑止効果が期待されている。

    http://sankei.jp.msn.com/photos/life/trend/090326/trd0903262315016-p1.jpg

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  17. 火星の表面に大量の液体? 「泥火山」のような地形が見つかる
    http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200903272036

    2009/3/27 20:36 - NASAの火星探査衛星による観測活動により、火星の北半球にあるAcidalia Planitiaという地域に地球の泥火山(mud volcano)と非常に良く似た地形が存在していることことがテキサス州で開催された「Lunar and Planetary Science Conference」で行われた発表により明らかとなった。

     この研究発表を行ったのはNASAのジョンソン宇宙センターのカールトン・アレン(Carlton Allen)博士を中心とする研究グループ。

     研究グループはNASAの火星探査衛星「マーズ・リコネッサンス・オービター(Mars Reconnaissance Orbiter)」が撮影した映像(PSP_008522_2210)に地球の「泥火山」に似た非常にドーム状の地形が多数写っていることを発見し、その映像の詳細な分析作業に着手。その上でスペクトル分析などを行うことで、それらのドームは地下に存在する氷が熱せられて泥状の液化して地上に噴出してできた「泥水噴出孔」である可能性が高いことが判ったと述べている。

     仮にこの地形が「泥火山」だった場合には生命が存在する可能性もあり、研究グループではこの特異な地形の詳細な調査を進めている。

     論文はこちら

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  18. ノースロップグラマン、105KWの実用レーザー兵器システムを発表
    http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200903261657
    2009/3/26 16:57 - ノースロップ・グラマンは18日、兵器グレードのレーザーとしては史上最高出力となる105キロワットの半導体レーザーシステム「Joint High Power Solid State Laser(JHPSSL)Program, Phase 3」を発表した。

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  19. 古代の障害児、見捨てられていなかった
    2009年3月31日(火)19:55
    http://news.goo.ne.jp/article/nationalgeographic/life/77215995-ng.html
    (Photograph courtesy the National Academy of Sciences, PNAS)
     頭蓋が変形している最古の子どもの骨が発見された。この発見により、初期人類が障害児をすぐに見捨てたり、殺したりしていたという俗説が間違っている可能性が示された。

     多くの哺乳動物は、重度の奇形が見られる新生児の育児を放棄することが知られている。したがって科学者たちは、古代の人類も同じような行動を取っていただろうと考えていた。

     しかし、今回発見された53万年前の頭骨の化石は、まれな先天異常を持っていたにもかかわらず10才頃まで生きていた子どもの骨と判明した。頭蓋縫合早期癒合症(ずがいほうごうそうきゆごうしょう)という障害で、頭蓋を構成する複数の骨が早期に癒合し、脳の発達が妨げられてしまう病気である。

     2001年、スペイン北部のアタプエルカでホモ・ハイデルベルゲンシスの複数人分の化石が発見された。ホモ・ハイデルベルゲンシスは、ネアンデルタール人の直接の祖先と考えられている初期人類である。

     発見された骨をつなぎ合わせてみると、1人の子どもの頭骨に奇形の形跡が確認された。この奇形が原因で脳内の圧が高まり、学習能力や知能の発達に問題が起こっていた可能性がある。

     研究を率いたアナ・ガルシア氏は、「子どもはみな、世話を受けないと生きていけない」と話す。同氏は、スペインのマドリードにあるUCM-ISCIII人類進化・行動研究センター(Centro UCM-ISCIII de Evolucion y Comportamientos Humanos)に在籍している。

     しかし、この子どもが実際に10才頃まで生き抜くためには、おそらく特別な世話が必要だっただろうと同氏は考えている。また同氏は、「望まれない子を意図的に殺してしまう行為は哺乳類では珍しくない。人類と遺伝的に近い類人猿でもそれは同じだ」とも解説する。

     この習慣は現生人類の文化でも確認されており、例えばかつてイヌイットは重度の遺伝子異常を持つ赤ん坊を殺していた。また、中世イングランドの救貧院の墓地には、異常といえるほど多数の奇形児が埋葬されていたという。当時の救貧院は、望まれない子どもたちが捨てられる場所でもあったのである。

     しかし今回、化石として発見された子どもは奇形があったにもかかわらず、同じ中期更新世の子どもと同じように世話を受けていたことが判明した。

     この研究は、「Proceedings of the National Academy of Sciences」誌の今週号に掲載されている

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  20. 『ターミネーター』の次回作には、前作で話題を呼んだ液体金属(擬似多合金)に代わり、Ray Baughman氏の研究室の発明品が登場するかもしれない。それは、カーボン・ナノチューブでできた「次世代の筋肉」だ。
    Baughman氏らのチームは、鋼鉄より強く、空気ほどに軽く、ゴムより柔軟な、まさに21世紀の筋肉といえる素材を作り出すことに成功した。
    これを使えば、義肢や「スマートな」被膜、形状変化する構造物、超強力なロボット、さらに――ごく近い未来には――高効率の太陽電池などが作れるかもしれない。
    「生体筋肉に比べ、単位面積当たり約30倍の力を発揮することが可能だ」と、テキサス大学ダラス校ナノテク研究所の責任者を務めるBaughman氏は話す。
    1990年代初めにカーボン・ナノチューブの研究が始まって以来、この超軽量できわめて強度の高い円筒状の分子は、素材科学者たちを魅了し続けてきた。
    大量生産が困難なことから商業的用途の開発は遅れているが、それでもカーボン・ナノチューブはすでに自転車の部品や航空機の試作機、防弾服、トランジスタ、および将来の宇宙エレベーター(日本語版記事)のケーブルに使われる可能性もあるロープなどの素材に使われている。
    続きはソースで
    http://wiredvision.jp/news/200903/2009032423.html
    http://wiredvision.jp/blog/wiredscience/200903/20090324101805.html 動画
    http://www.youtube.com/watch?v=ML-TYiXb_ww&feature=player_embedded
    http://www.youtube.com/watch?v=TD5LOaLjLlQ&feature=player_embedded
    http://www.youtube.com/watch?v=WmS0Q7jTPsk&feature=player_embedded
    http://www.youtube.com/watch?v=n-zXKrBoJGs&feature=player_embedded

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  21. 人が人を嫌いになるメカニズムhttp://www.excite.co.jp/News/economy/20090402/Itmedia_makoto_20090402022.html

    人が人を嫌いになる時、精神分析の考え方では、すべてとは言いませんが、シャドーの投影というものが起こっています。いわゆるフロイト/ユングの知見ですが、こういうことを知っていると、人を嫌いになった時、とても役に立つように思います。

     私は大学では英米文学を専攻しました。理由としては、フロイト/ユングについて勉強したかったからですね。フロイトやユングは心理学では? と思いますよね。そして、心理学だったら、心理学科がよいのでは? と思われるかもしれません。

     でも、日本の大学でやる心理学は、行動主義系か、発達心理学系の心理学なので、精神分析系のフロイトやユングは研究の中心ではありませんね。ただ、英米文学の批評の世界では、フロイト/ユングは非常に大きな意味を持っています。

     1900年にフロイトが無意識を「発見」したので、人間のある意味で合理的でない行動が説明できたり、表現に現れる無意識的な前提のようなものを分析できるようになったんですね。

     表現に現れる無意識の前提というのは、文学を考える時に大事ですよね。だから私は英米文学を専攻しました。

     文学批評の勉強をする過程で、ユングやフロイトの勉強もしていました。その時、シャドーという概念を知って衝撃を受けました。人が人を嫌いになる時、シャドーの投影というものが起きている! ということです。このことを知って、私の人生はだいぶ変わりましたね。

     どういうことか説明を試みますね。まずはシャドーについて見ていきましょう。

    ●折に触れて目覚めるシャドー

     人は、子どものころからの成長過程で自分が不要だと思った自分の部分をシャドーというところに切り離して捨てます。例えば、母親に「あなたは人のモノを欲しがってなんてだめな子なの!」と怒られたとします。そうすると、子どもはそういう部分が自分の中にあることを否定して、捨て去る。そうすると、捨てられたものがシャドーにたまっていく。そういうものってけっこういっぱいありそうですよね。

     捨てたと思っていても、自分のパーソナリティーの中に本当は存在しているものです。そのシャドーは心の奥底に抑圧されて眠らされているんです。ただ、折に触れてそのシャドーは目覚めて人の心の中で暴れます。

     場合によってはメンタルヘルスを害するぐらいになります。そういう時に、自分が抑圧している部分を、他人が持っているかのような行動が認識されるんですね。そうすると、その人のことが大嫌いになる。

     まあ、自分が否定したものを持っている人を見て、気持ちよくはないのは分かりますよね。このファッションは嫌だなと思って、服をまとめて捨てたとして、そういう服を着ている人とはなんとなく仲良くしたくないですよね。

     実際には、その捨てたはずのシャドーの存在を、他人の中に知覚すると、非常に自分の存在が脅かされるような感じがします。そうすると、その人がその自分のシャドーを持っていることを責めたい気分になってきて、人に攻撃的になるんですね。

     それで、そのシャドーを他人が実際に持っているかどうかは、こういうときには関係ない。「持っているかのように思える」んです。その人の行動を見て、自分が否定した部分を持っているかのように思い込む、に近いですね。

     こういうのをプロジェクション、投影、と言います。つまり、自分が抑圧しているものを、他人に投影して、他人がその悪い部分を持っていると思い込み、他人を憎む、嫌いになるということなんですね。

     このことを知ったとき、私は困りました。私は「嫌いだ!」と思う人がたくさんいたからです。ひょっとして、自分の中の嫌いな部分を人に投影して、嫌っているだけなのではないか?自分は自分のせいで人を嫌っているのではないか?

     そういうふうに考えるようになると、人に憎悪というか、そういうものを感じたときに、ひょっとして、自分のシャドーにそれがあるのか? と思うようになりました。そうすると、自分がそのシャドーと向き合い、自分の一部分だったにも関わらず、捨て去ってしまったことを認め、統合することができるようになってくるんですね。すると、大嫌いだと思っていた人への憎悪は沸きあがらなくなるようになってくる。すごく不思議ですけどね。

    ●まずは自分が変わってみる

     それで、思うのです。もしもみんながこういう考え方をしたら、世の中が住みよくなる、そしてみんなが成長に向かうことができるようになるんではないかな、と。だから、プロジェクトをやっている時に、人に負の感情を感じて、ぶつかりあうこともありますよね。その時には相手が成長に向かうことを信じつつ、自分のシャドーを統合していくという作業をやっています。

     そうすると、意外と嫌いだと思った人が、そうでもないように思えてきたりします。そして、気分的に楽になってプロジェクトを進めることができるようになる。きっと職場でもそうではないかな、と思います。嫌いな人がいっぱいいる職場というのはいい職場ではないかもしれません。

     確かに、絶対的にいい職場、悪い職場というのもあるかもしれませんよ。それは前提です。ただ、「この人嫌い!」とか、「この人が悪い!」と人を責めるよりも、自分が変わること、自分のシャドーと向き合うことを選ぶことによって、悪い職場と思えていた場所が、少しは過ごしやすくなったりするのではないでしょうか?

     そういうことを触発して、いい職場にしていけるマネジャーというのが、素晴らしいのではないかな、と思いますが、そういうことをマネジャーには期待できない場合が多いと思います。ですから、こういった知見を知ったとしたら、信じる信じないは自由ですが、まずは自分が変わってみる試みをやってみてはいかがでしょうか? と思うのです。(伊藤達夫)

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  22. 産総研チームによる「最も暗黒な物質」
    2009年4月 2日http://wiredvision.jp/news/200904/2009040222.html このほど日本の研究チームが作成した素材は、全宇宙で最も黒いということになるかもしれない。このシート状のカーボン・ナノチューブは、あらゆる波長の光の光子を、ほぼ完全に捉えられるという。
    この素材は、実際に測定できるか、存在が推定できる波長のうち97〜99%を吸収でき、これまでに人為的に作成された物質としては最も黒体に近い。
    黒体とは外部からの入射を完全に吸収する理論上の物質で、比喩的な表現をすれば底なし穴の入り口のようなものだと考えられている。[黒体は、光や電磁波によって外部から入射する熱放射などを、あらゆる波長に渡って完全に吸収し、また放出できる物体のこと。完全な意味での黒体は現実には存在しないとされているが、ブラックホールなど近似的にそうみなせる物体はある]
    この素材は、裸眼では完全に平坦なシートに見えるが、実際には深い穴がいくつも空いている。参考までに、これまでの黒い塗料やコーティング剤は、あらゆる波長の光のうち84〜95%を吸収するに留まっていた。研究チームは、今回の新素材がソーラーパネルに利用できると考えており、また極寒で真空という宇宙空間にあって熱を集めるという利用法も検討している。この素材は、日本の産業技術総合研究所のナノテク研究者らによって開発された。『米国科学アカデミー紀要』(PNAS)に掲載される論文によると、垂直配向構造の単層カーボン・ナノチューブの平坦なアレイからなる。ある1つのナノチューブが光子を吸収し損ねても、弾かれた光子をその近くのナノチューブが吸収する仕組みだ。
    「この相互作用の繰り返しにより、弱められた光はついに[ナノチューブの]森に完全に吸収されてしまう」と、研究チームは書いている。
    [レンセラー工科大学とライス大学の研究者たちも2008年1月、光を99.9%吸収する物質を開発したと発表している(日本語版記事)。複数のカーボン・ナノチューブがブラシのような形で構造化されており、「ブレード」間の小さなギャップに光が捉えられる仕組みという。表面も、反射率を抑えるよう加工されている。レンセラー大学のリリースはこちら]

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  23. http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2594616/4057434
    【4月22日 AFP】フランス・グルノーブル天文台(Grenoble Observatory)の天文学者らは21日、これまでに発見された中で最も質量の小さい太陽系外惑星を発見したと発表した。また、この惑星と同じ太陽系には、液体の水が豊富に存在する可能性が高い天体も見つかっているという。

     同天文台の天文学者、Thierry Forveille氏によると、太陽系外惑星の研究の究極の目標は「地球と同程度の質量と、液体の水の存在に適した環境という両方の条件を備えた惑星を発見する」ことにある。今回、別々の惑星ではあるがそれぞれの条件を備えた天体が見つかったことで目標に一歩近づいたとしている。

     今回発見された太陽系外惑星「グリーゼ581e(Gliese 581 e)」の質量は地球のわずか2倍。太陽系外惑星は1995年に初めて発見されて以来、これまでに350個程度が確認されているが、グリーゼ581eはそのなかで最も小さい。質量から判断して、地球同様に地殻で覆われている可能性がある。

     グリーゼ581eは、太陽系の中心星に近く、その公転周期はわずかに3.15日。表面は超高温で、白熱しているのはほぼ間違いない。

    ■液体の水が豊富に存在する可能性

     太陽系外惑星は一定の大きさを超えると、木星のような巨大ガス惑星になることが知られている。グリーゼ581eの近くにある「グリーゼ581d(Gliese 581 d)」は質量が地球の7倍もある。その表面の組成は明らかになっていない。

     だが、グリーゼ581eの発見を受けて新たに計算したところ、グリーゼ581dは、生命を育む上で太陽系の中心星からの距離がちょうどよいとされる、いわゆる「ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」にあることがわかった。

     研究に参加したジュネーブ大学(Geneva University)のStephane Udry教授は、グリーゼ581dは質量が大きいため、固体の物質だけでできているのではなく、表面が氷で覆われていたり、大きくて深い海が存在する可能性もあると指摘し、これまでに発見された太陽系外惑星のなかで、液体の水が豊富に存在する可能性が高い初めての天体だとしている。

     これらの新しい知見は、ヨーロッパ南天天文台 (European Southern Observatory、ESO)がチリのラ・シーヤ(La Scilla)天文台に建造した口径3.6メートル望遠鏡で稼動中のHARPS(高精度視線速度系外惑星探査装置)によってもたらされた。(c)AFP/Marlowe Hood and Julien Vinzent

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  24. http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090422-OYT1T00921.htm

    クローン人間誕生?4人の子宮に「胚」移植…英高級紙
     【ロンドン=大内佐紀】22日付英インデペンデント紙は1面トップで、米国人医師が14個の人間のクローン胚(はい)を作ることに成功し、このうち11個を4人の女性の子宮に移植、近くクローン人間が誕生する可能性が出てきたと伝えた。


     同紙が、キプロス生まれで米国籍のザボス医師の話として伝えたところによると、女性は英国や米国などの出身で、いずれも同医師に不妊治療の相談に来た。まだ妊娠は確認されていないというが、医師は同紙に対し、「クローン人間誕生の第1章が開かれた。いずれ、クローン人間は生まれる」と答えた。

     同医師は2004年1月にもクローン胚を女性の子宮に移植したと発表したが、妊娠には至らず、信頼性を疑問視する声も強い。

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  25. http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20090422-OYT8T01105.htm
     古代遺跡か、自然の造形か――。
    http://www.yomiuri.co.jp/photo/20090422-392576-1-L.jpg

    松山市高浜町沖の、中央に空洞がある奇怪な
    巨石群が、地元で注目を集めている。春分、秋分の前後数日間だけ夕日が空洞を
    貫通することから、郷土史家らは「何らかの祭祀(さいし)にかかわる遺跡では」として
    今月、調査委員会を設立。ホームページ(HP)を開設したり鑑賞会を開いたりして
    いるほか、愛媛大などに学術調査への協力を求めていく方針だ。(奥原慎平)

     同市古三津の郷土史家、篠沢邦彦さん(45)や地元住民らが設立した「松山・白石の
    鼻巨石群調査委員会」によると、巨石群は高浜町の海岸に突き出た岬「白石の鼻」
    の沖約50メートルにあり、周囲20メートル、高さ6メートル。五つの巨大な花こう岩が
    積み重なり、下部に縦2メートル、横0・5メートルのすきまがある。総重量は推定
    100トン以上で、同委は「白龍石」と名付けている。

     篠沢さんが昨年1月、巨石群に人工物の可能性を感じて調査。春分・秋分に日が
    差し込むほか、土台部分にくさびとして差し込まれたような岩があり、風化や波による
    浸食だけでは説明のつかない加工跡があることも確認した。

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  26. 巨大な天体を発見、「ヒミコ」と命名
    http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4115110.html

     130億光年もの遠く離れた宇宙で巨大な天体が見つかりました。

     巨大なガス雲からなるこの天体は、日本のすばる望遠鏡などの観測で見つかったもので、
    謎のベールに包まれた古代日本の女王にちなみ「ヒミコ」と名付けられました。

     「ヒミコ」の大きさは天の川銀河の半径に匹敵する大きさです。

     国立天文台は将来、銀河になる可能性を秘めているとしています。(23日04:17)

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  27. 未解読のインダス文字を、人工知能で解析
    http://wiredvision.jp/news/200904/2009042421.html

    多くの考古学者の挑戦を退けてきた古代文字が、人工知能にその秘密の一部を見破られた。
    4000年前のインダス文明で使われていた記号をコンピューターで分析したところ、これらの記号が話し言葉を表している可能性があることがわかったのだ。
    「含まれている文法構造は、多くの言語で見られるものと共通しているようだ」と、ワシントン大学のコンピューター科学者、Rajesh Rao博士は語っている。

    ~略~

    「機械学習の主要なテーマの1つは、限られた量のデータからどのようにして規則を一般化するのかということだ。たとえデータを読み取れなかったとしても、そのパターンを見つけ出して、そこにある文法構造を知ることはできる」とRao博士は言う。
    Rao博士の研究チームは、マルコフ・モデルと呼ばれる手法で計算を実行するパターン分析ソフトウェアを使用した。これは、システム・ダイナミクスにおいて使用される演算ツールだ。
    Rao博士らはこのプログラムに、まず4種類の話し言葉(古代シュメール語、サンスクリット語、古代タミル語、および現代英語)のサンプルを入力した。次に4種類の、話し言葉ではない伝達システム(人間のDNA、フォートラン、バクテリアのタンパク質配列、および人工言語)のサンプルを入力した。
    プログラムは、各言語に存在する規則性のレベルを計算した。話し言葉ではない言語は、高い規則性を持つもの(その記号と構造に一定の法則性がある)か、まったく秩序がないものかのどちらかだった。一方、話し言葉はその中間だった。
    次に、インダス文字のサンプルをこのプログラムに入力したところ、記号配列のパターンに基づいた文法的規則が検出された。これらは、話し言葉と同程度の適度な規則性だという。
    インダス文字の権威であるヘルシンキ大学のAsko Parpola氏は、この研究を有益だと述べたが、文字の意味的理解をこれまでより進めるものではないと述べた。サンプルが少なすぎて、仮説を検証することができないという障害は変わらないという。

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  28. http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009042500049&genre=C3&area=K20
    太陽の周りに丸い光の輪ができる「日暈(ひがさ)」現象が24日午後零時40分ごろ、
    京都府京田辺市周辺にも出現した。同市多々羅の同志社大京田辺キャンパスでは、
    学生らが空を見上げ、携帯電話のカメラで撮影するなど、自然のいたずらを楽しんだ。

    京都地方気象台によると、「日暈」は大気中の氷の結晶に太陽光が反射して現れるという。
    時々見られるが、虹色できれいな円形はまれ、という。

    同キャンパスでは、雲が晴れた空に突然、丸い虹が現れ、学生らを驚かせた。
    学生らは「きれい」「こんなの見たことない」などと言いながら、青空に描かれた7
    色の輪に見入った。約半時間ほどで見えなくなった。


    太陽の周りを囲う丸い虹に見入る学生たち(京田辺市多々羅・同志社大京田辺キャンパス)
    http://www.kyoto-np.co.jp/static/2009/04/25/P2009042500049.jpg

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  29. まさか「豚インフルエンザ」とは、想定外の感染拡大
    http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20090426-OYT1T00381.htm

    感染が拡大して、世界的な大流行に発展することが懸念されている豚インフルエンザ。アジアの高病原性鳥インフルエンザを警戒していた各国政府にとっては、想定外の事態だ。

     メキシコ政府はなぜ、感染拡大を防げなかったのか。そもそも豚インフルエンザとは、どんな病原体なのか。

    ◆メキシコ対応遅れ◆

     「異常なインフルエンザの発生によって、今年に入り、全国で20人が死亡した」。メキシコ保健省がこう発表し、注意を呼びかけたのは4月22日だった。しかし、この時は、深刻なものではないとして具体的な対策は取らなかった。

     メキシコでは例年2月末から3月初めにかけて、季節性インフルエンザが発生する。ところが今年は、首都メキシコ市を中心に4月以降も感染や死者が相次いで報告されていた。

     コルドバ保健相によると、最初の症例が見つかったのは4月13日。メキシコは独自に正体を解明することができず、カナダの保健当局にウイルスの検査を依頼。結果の連絡を待つ間に、感染は約1000人(23日現在)に拡大した。

     ◆急きょ「封じ込め作戦」◆

     23日午後になって、カナダの保健当局などからウイルスの分析結果が届くと、メキシコ政府は急きょ、メキシコ市と隣接するメキシコ州にある幼稚園から大学まですべての教育施設約3万校の休校を決める。

     美術館や博物館などの公共施設も閉鎖し、感染者と接触する可能性を最小限にとどめる「封じ込め作戦」だ。コルドバ保健相は「10日以内には、感染の推移を見極められるだろう」と話しており、公共施設の閉鎖はしばらく続く見通しだ。

     ただ、地元紙ウニベルサル(電子版)は、「カナダの男性がメキシコ旅行から帰国後、豚インフルエンザへの感染が判明した」と報じており、すでに感染は広範な地域に広がっている恐れもある。感染拡大が続けば、周辺国でメキシコへの渡航自粛などの措置が取られる可能性もある。

     ◆病原体の正体◆

     日本人にとっても、豚インフルエンザなどというウイルスは聞き慣れない名前だ。新型インフルエンザは、野鳥や家禽(かきん)の間で流行しているA型インフルエンザが、人間の間で感染する力を獲得して発生するとされる。しかし、豚の間でも、新型になりやすいA型インフルエンザが流行している。

     A型の表面には、「H」(16種類)と「N」(9種類)と呼ばれる2タイプのトゲがあり、それぞれの組み合わせで計144種類に分類される。人間が毎年のように感染するのは、Aソ連型(H1N1)とA香港型(H3N2)の2種類だ。

     これに対し、各国政府が新型に変わるのを最も懸念していたのは、鳥や家禽でまず流行し、アジアを中心に2003年ごろから、人間への感染が増えている高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1型だった。人間は過去に感染したことがなく、免疫を持たないため、若者を中心に感染者の6割が死亡したためだ。
     ◆日本上陸の可能性も◆

     今回の豚インフルエンザは、メキシコで犠牲者が広がる一方、米国では感染者の症状が軽症にとどまっている。米国のように症状が軽い場合、流行しても季節性のインフルエンザとして医療機関で扱われている可能性がある。

     メキシコでは過去数週間にわたって流行が続いている可能性があり、「人間の往来が激しい現代では、日本にもすでに上陸している可能性がある」と指摘する専門家もいる。

     メキシコと米国で確認された豚インフルエンザは、ともにH1N1型だった。人間の間で毎年流行するAソ連型と同じタイプだが、日本政府が新型用に準備しているワクチンはH5N1型ウイルスを基にしているため、H1N1型には効果がない可能性が高い。

     国立感染症研究所は日本国内の実態把握を急ぐため、米疾病対策センター(CDC)などから、ウイルスの遺伝子を取り寄せる方針だ。国内のインフルエンザ感染者も調査し、侵入の有無を確認する態勢作りを急いでいる。(リオデジャネイロ・小寺以作、科学部・高田真之)

    (2009年4月26日13時19分 読売新聞)

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  30. フォトレポート:機械仕掛けの昆虫--米芸術家の示す自然とテクノロジの関係
    http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20392445,00.htm
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    メーン州ポートランドの芸術家Mike Libby氏は、実際の昆虫標本にアンティークの時計部品や
    その他のテクノロジ部品を組み合わせて作品を制作している。

    Libby氏は声明で「最先端の『飛行機』の中には、トンボと同じくらいの重さや大きさのものもある。
    米航空宇宙局(NASA)の科学者は惑星探査の分野において、歩行する探査機や
    『群知能理論』を用いた探査機の開発で大きな進歩を遂げている」と述べる。「人間が作り出す技術において、
    最も操作しやすく効率的なデザインの特徴は自然界に由来することが本当に多いことがわかる」(Libby氏)

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  31. 衝撃!! わずか1歳の赤ちゃんが妊娠…お腹の中に胎児の姿
    http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/trendgyao_life86955/

    22年間も凍らせていた精子で子供を授かる人もいるかと思えば、性行為も想像もしていないのに
    「妊娠」してしまった人もいるようです。サウジアラビアで生まれた赤ん坊が、なんと、生まれた時点で
    「受胎」をしていたのです。昨年末に発覚したこの赤ん坊の一件は世界的に見ても超稀なケースで、
    衝撃的な写真を目撃したユーザーの多くはあんぐりでリアクションに困っています。

    「momlogic」というサイトによると、今回話題になっているのはサウジアラビアで生まれた女の子。
    一見、普通の赤ん坊に見えますが、少しお腹が大きい。レントゲンを見てみると…
    お腹がやはり大きく膨らんでいます。更に拡大していくと胎児の姿がうっすら見えます。
    どうやったら赤ん坊が妊娠するなんてことが起こるのでしょうか。
    それは、母親の胎内で受精卵が2つに分化し、一つの胎芽がこの赤ん坊の子宮に入ってしまったのです。
    つまり、この子のお腹に写っている命は自分の双子の兄弟なのです。 兄弟を受胎しているのです。

    医学史上、似たような事例は過去に51回あったようで、その確率は500,000人に1人と言われているそうです。
    中でも最も衝撃的な事例は、インド人男性が36年間気付かずに双子の兄弟を体内で
    「育成」し続けていたケースがあったとのこと。医者からは腹部に腫瘍があると言われ、
    見てみると人間の髪の毛や顎の骨、性器などが見つかったとのこと。



    http://trend.gyao.jp/uploads/2009/04/20090430baby0.jpg
    http://trend.gyao.jp/uploads/2009/04/20090430baby2.jpg
    http://trend.gyao.jp/uploads/2009/04/20090430baby3.jpg

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  32. http://img2.wiredvision.jp/news/200907/2009072923-1.jpg

    『FD&C Blue No.1』(「ブリリアント・ブルーFCF」、通称「青色1号」)は、
    米国の食品医薬品化粧品法(FD&C法)に基づく食品添加物で、
    ごく普通に利用されている合成着色料だ。幸運な偶然から、この色素が、
    神経の炎症を引き起こす主要プロセスを遮断するために実験室で作り出された
    化合物に驚くほど類似していることが明らかになった。

    脊髄損傷を受けたラットに青色色素を投与すると、投与されなかった
    ラットよりはるかに早く回復したのだ。しかも、研究者から報告されている副作用は
    1つだけ――ラットが青く染まるということだけだ。

    7月27日付けで『米国科学アカデミー紀要』(PNAS)に掲載された研究論文を共同執筆した、
    ロチェスター大学医療センターの神経科学者Maiken Nedergaard氏は、
    「これを今まで誰も試みなかった原因の1つは、食品科学と神経科学がまるで
    分断されていることにある」と語った。

    続きはコチラ
    http://wiredvision.jp/news/200907/2009072923.html

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  33. 藻類の人体移植を研究人の水中呼吸が可能に?=英紙

    英「デイリー・メール」の7日の報道によると、科学者がイモリの細胞から光合成を行える藻類を発見したことがわかった。
    水中で酸素を供給でき、人の水中呼吸が実現する可能性もある。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

      水中呼吸が可能に

      科学者の理論に基くと、このような藻類を人の生殖細胞に入れ、人体の免疫システムが破壊されなければ、
    代謝により生じた老廃物は藻類の生育に必要な養分になるとともに、光合成を行い人体に酸素を送ることができるという。

      細胞性拒絶反応を起こす可能性も

      しかし生物学者は、この方法で人が水中呼吸を行えるまでには、まだ長い時間がかかると話す。カナダの
    ダルハウジー大学のライアン・クーニー生物学教授は、異なる生物間の共生関係の構築は極めて難しく、
    脊椎動物の細胞は藻類に拒絶反応を示す可能性が高いと見ている。

    http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0409&f=it_0409_007.shtml

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  34. 大型加速器テバトロンが現代物理学の想定を超えた未知の粒子を99.93%の確率で確認。「第5の力」の存在を示唆

    厨二っぽくて、わけわからない記事のタイトルになってしまいました。

    米フェルミ国立加速器研究所が、大型加速器テバトロンで現代素粒子物理学の枠組みでは想定されない、
    全く未知の粒子を見つた可能性があると発表したそうです。

    今回の実験で、トップクォークと呼ばれる素粒子よりもやや軽い質量を持ち、未知の力の特徴がある粒子の存在を示すデータが得られたんだそうです。
    自然界には「重力」、「電磁力」、「強い力」、「弱い力」の4種類の力が存在すると言われていますが、この粒子の発見により、「第5の力」の存在が示唆されるそうです。

    asahi.comによれば...
    この粒子は質量の起源とされる「ヒッグス粒子」、宇宙の質量の約2割を占める暗黒物質の候補「超対称性粒子」といった存在が想定されながらも未発見の粒子とは別だ。
    とのこと。よくわかりませんが凄そうなキーワードが並んでいるのでテンションあがります。
    もし確認されれば、私たちの自然観を変えるノーベル賞級の発見となる。

    ですよね。これは凄い。

    現在99.93%の確率で確認しているが、素粒子物理学の慣例で確率99.9999%で確認しないと「発見」と見なされない

    http://www.gizmodo.jp/2011/04/null_science.html

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  35. マサチューセッツ工科大学が人工葉の開発に成功 4リットルの水で家一軒分の電力

    カリフォルニア州で開かれた全米化学学会の国内会議で、
    マサチューセッツ工科大学(MIT)のDaniel Nocera教授が、自然の光合成プロセスを模倣する「人工葉」を、
    安定性が高く安価な材料から作ったと主張している。

    この装置は高度な太陽電池で、一般的なトランプほどの大きさしかなく、水の上に浮かべた状態だ。
    自然の葉と同様に、日光を利用して水を酸素と水素という2つの主要構成要素に分解し、
    これらを貯めておき、燃料電池で発電する際に利用する。

    Nocera教授の作った葉は安定性が高い。予備試験では、機能低下なしに45時間以上連続して動作した。
    さらに、シリコン、電子部品、化学触媒といった、入手しやすく安価な材料でできている。
    しかも強力で、光合成を行なう効率は自然の葉と比べて10倍も高い。

    Nocera教授によると、4リットル弱の水で、開発途上国の家1軒に、
    まる一日供給するだけの電力を作ることができる可能性があるという。
    地球上のあらゆる家に人工葉を1枚ずつ配れば、
    [1軒あたり]1日4リットル弱の水だけで14テラワットの需要を満足させることができるかもしれない
    [2005年の日本語版過去記事によると、米エネルギー省は2002年の世界の総電力需要量を約14テラワットと算出している]。

    感動的な主張だが、これは絵に書いた餅のような概念だけの考えではない。
    Nocera教授はこの革新的なアイディアを商用化するために、すでに世界的な大企業と契約を結んでいるのだ。
    インドの巨大複合企業であるTata Groupは、Nocera教授と提携し、1年半後を目安に、
    冷蔵庫ほどの大きさの小型発電所を製造することにしている。
    http://wiredvision.jp/news/201103/2011032922.html

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  36. コンピューターが人間を超える日、「シンギュラリティー」は起こるのか
    ~米シリコンバレーで会議開催、インテルやIBMなどが研究内容を紹介

    http://robot.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/10/30/1410.html

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  37. 「金のために人を傷つけられるか」:実験結果

    2011年4月13日


    Image: elycefeliz/Flickr。米国の紙幣や硬貨には、「In God We Trust」(われわれは神を信じる)という米国政府のモットーが書かれている。


    4月4日(米国時間)に認知神経学会で発表された新しい研究報告によると、人がモラル上のジレンマに直面したとき、「言葉で言うこと」と「実際に行動すること」はかなり違うようだ。

    論文の共著者である英国ケンブリッジ大学のOriel FeldmanHall氏によると、実験室で行なわれているモラルに関する研究はほとんど常に、被験者に対して、仮定の話として質問を尋ねるものだが、こうした手法は現実をとらえていないという。

    FeldmanHall氏らによる今回の実験では、被験者はMRI(磁気共鳴画像)で撮影されながら、ある決断を迫られた。別室にいる人物に電気ショックによる強い痛みを与えて1ポンド(約136円)を得るか、電気ショックを与えない代わりに金を諦めるか、というものだ。金額は電気ショックの強さに応じて段階的に決められており、軽いショックでは受け取る額が少なく、丸1ポンドを受け取るためには強いショックを与えねばならない。

    被験者はこの選択を20回繰り返すことになっており、MRIの中では、電気ショックを受けた人が、片手または両手をビクッと引っ込め、苦痛に顔を歪める映像が見えるようになっていた(映像の人物は実際に電気ショックを受けているが、撮影は実験の前に行なわれていた)。

    被験者グループに対して、「まったくの仮定の話」として選択をさせた場合は、約64%が、自分は金のために人に電気ショックを与えたりは絶対にしない、軽いショック1回だとしてもしない、と回答した。仮定の話として判断したグループ全体では、20回の選択によって得られる金額の合計は、平均でわずか約4ポンドとなった。

    ところが、実際の金が絡んでくると、非情にもこのデータは大きく変わってきた。被験者の96%が、現金のために人に電気ショックを与えることを選んだのだ。

    「金銭の授受を伴う被験者群では、被験者は3倍もの金額を獲得した」とFeldmanHall氏は語る。電気ショックを受けた人の映像として、片手を引っ込めたところだけを見せられた被験者らは、選択の結果、平均で15.77ポンドという「驚くべき」金額を持ち帰った。一方、電気ショックを受けた人の両手と表情を見せられた被験者では、金額がやや下がり、被験者の獲得金額の平均は11.55ポンドだった。(被験者がこの実験によって得られる金額は、計算上20ポンドが上限となる。)

    道徳的ジレンマと実際に格闘した被験者らは、仮定の話として選択をさせられた被験者らに比べて、脳の奥にあって情動に関係すると考えられている島 (とう)皮質が活性化していたという。FeldmanHall氏はこの島皮質の活性化について、被験者が「金を欲しい」ことと「人を傷つけたくない」ことで葛藤する時の、体内の本能的な緊張感を反映したものではないかと語る。現金を使わない実験の場合には、このような本能的な葛藤は欠けていたようだ、と同氏は語る。

    [島皮質は脳のなかでは古い構造で、味覚、内臓感覚、自律性調節などの、基本的な生存に必要な様々な機能を担っているほか、ヒトや高等類人猿では、共感や自己認識的な感情などの認知-情動処理への関与があるとされている]

    コロラド大学ボールダー校のTor Wager氏(認知神経科学)はこの実験について、「第一印象では、まるでミルグラム実験のようだと思った。つまり、被験者に対して、別の人にひどいことをするよう仕向けるような実験だ」と語る。ミルグラム実験とは、イェール大学の心理学者Stanley Milgram氏が行なった有名な実験で、被験者に対して、他の人に電気ショックを与えて痛がらせることを強要するものだった。

    [ミルグラム実験は1963年に発表された研究で、権威者の指示に従う人間の心理状況を実験したもの。権威者によって命じられた結果、被験者40人中25人(62.5%)が次第に電圧を上げていき、用意されていた最大V数であり死に至るとされる450ボルトまでスイッチを入れたという]

    Wager氏によると、こうした実験は、モラル的な行動と脳の関係を知るのに役立つという。科学的な調査は始まったばかりだが、人間の生活への影響が大きい重要な領域だと同氏は指摘した。

    [日本語版:ガリレオ-江藤千夏/合原弘子]
    http://wiredvision.jp/news/201104/2011041322.html

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  38. ミツバチ:女王へ変身のたんぱく質発見 富山県立大講師

     ミツバチのうち、働き蜂が分泌するローヤルゼリーに含まれるたんぱく質「ロイヤラクチン」を摂取した幼虫が
    女王蜂に成長することを、富山県立大の鎌倉昌樹講師(40)が初めて発見した。
    英科学誌「ネイチャー」電子版に25日、掲載される。ミツバチの群れが突然、
    大量にいなくなる「蜂群崩壊症候群」の原因究明や、ミツバチを安定供給する飼育法の開発が期待される。

     ミツバチには、女王蜂と働き蜂の2種類がいて、
    群れの中に1匹だけいる女王蜂の方が1.5倍大きく寿命は20倍。1日に約2000個の卵を産む。

     これまで、幼虫の時にローヤルゼリーを摂取すると女王蜂に分化することは解明されていたが、
    どの成分が女王蜂に成長させるのかは未解明だった。

     鎌倉講師が、幼虫に新鮮なローヤルゼリーと、40度で30日間保存した古いものを与えたところ、
    新鮮なものを摂取した方が女王蜂に成長した。
    さらに新鮮なローヤルゼリーに含まれる複数のたんぱく質を抽出、投与して比べた結果、
    「ロイヤラクチン」が体を大きくさせ、女王蜂に成長させる因子であることを発見した。

     また、ロイヤラクチンをショウジョウバエに投与すると、女王蜂と同じように体の成長や産卵数、
    寿命の増加がみられ、種を超えて作用する因子であることも判明した。【岩嶋悟】

    http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110425k0000m040123000c.html

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  39. 太陽電池の変換効率75%に 東大とシャープが構造解明
    2011/4/25 0:06

    東京大学の荒川泰彦教授らとシャープは、現在20%程度にとどまっている太陽電池の変換効率を、
    75%以上にできる構造をコンピューターによる解析で突き止めた。
    化合物半導体でできた数ナノ(ナノは10億分の1)メートルサイズの
    「量子ドット」を敷き詰めた面を何層も重ねる。25日付の米物理学会の
    論文誌「アプライド・フィジクス・レターズ」に発表する。

    考案した太陽電池は量子ドットを敷き詰めた面を積層して厚さを数~10マイクロ
    (マイクロは100万分の1)メートルにし、両面に電極を取り付ける。
    量子ドットの配置を最適化することで従来の太陽電池では素通りする赤外光も
    電気に変えることができ、変換効率を大幅に引き上げることが可能になるという。

    http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E0E1E2E2888DE0E6E2E6E0E2E3E386989FE2E2E2

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  40. タイムトラベルは不可能? 実験が示唆 (ナショナルジオグラフィック)

     映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のブラウン博士に心酔して「次元転移装置」の開発を考えているなら、
    やめておいた方が良さそうだ。最新の研究によると、実験室で生成した極小サイズの“ビッグバン”を
    分析した結果、タイムトラベル(時間旅行)がまったく不可能であることが示されたという。

     夢を砕いたのは、アメリカ、メリーランド大学のイゴール・スモリアニノフ氏とハン・ユージュ(洪玉珠)氏。
    光の曲がり方が通常とは異なる先進素材を使って宇宙誕生をシミュレーションした。

     実験の結果、「前進する“時間の矢”を後ろ向きに曲げ、既成事実を元に戻す」という現象は実現不可能と示された。

      スモリアニノフ氏は、「研究で用いたメタマテリアルは、約137億年前のビッグバン時代の原始宇宙をモデル化
    するにあたって、十分妥当な素材だ」と説明する。

     スモリアニノフ氏とハン氏は、緑色レーザービームを使い、メタマテリアル内でビッグバンに似た現象を発生させる
    実験を行った。レーザー光が金原子に当たると、自由電子の振動によって擬似的な粒子「プラズモン」が生成される。

     プラズモンはレーザーがぶつかった点から放射状に外へ広がっていった。これは、「ビッグバン後、ある一点から
    物質粒子が放射状に広がった」という宇宙科学の想定に適合する。

     観察を続けていくと、放射状に広がるプラズモンが外側に移動するにつれて、経路が“ブレて”いくことがわかった。
    この現象は、「介入がなければ、システムは時間の経過とともに無秩序になる」という「熱力学第二法則」、
    いわゆる「エントロピー増大の法則」に合致する。

     このシミュレーションモデルにおいてタイムトラベルは、「プラズモンが以前に移動した経路とまったく
    同一の経路に沿って移動し、“輪”を完成させる」現象として表現される。ところが、エントロピーの
    影響などにより、プラズモンが経路を一度外れると、輪を描くことはもはや不可能だった。

     結果として、「宇宙に存在する粒子も時間を逆行できない」という結論が導き出される。
    http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/n_nationalgg_3__20110428_8/story/nationalgg_20110428001/

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  41. 東大がシュレーディンガーの猫状態の光を量子テレポーテーションさせることに成功したらしい! シュレーディンガーの猫とはどんなネコなのか 

    ギズモード・ジャパン 4月20日(水)11時16分配信
    東大がシュレーディンガーの猫状態の光を量子テレポーテーションさせることに成功したらしい! シュレーディンガーの猫とはどんなネコなのか 
    拡大写真
    なるほど~…わからん!
    量子コンピュータの実現に向け大きく前進!? 

    「シュレーディンガーの猫」は量子力学のパラドックスとして非常に有名ですが、なんと東大が「シュレーディンガーの猫状態」の光パルスを量子テレポーテーションさせることに成功したらしいのです。

    【記事の写真】

    本題に入る前にシュレーディンガーの猫についてザックリと説明いたしましょう。「シュレーディンガーの猫」とは、物理学者のシュレーディンガーが提唱した量子論に関する思考実験のことです。

    量子力学において粒子は、様々な状態が「重なりあった状態」で存在するとされています。

    素粒子の状態は観測するまで分からない。これは「本当は決まっているけれど観測するまで分からない」のではなく「素粒子は様々な可能性の重ね合わせの状態にあって、本当に決まっておらず、観測するまでどういう結果がでるか分からない」のである。さらにいえば、観測者にとって不確定というだけでなく、素粒子自身にすら分かっていない。
    なんとも不思議に聞こえる話ですよね。その粒子の状態は確率で表されるのです。

    さて、これは「目に見えないミクロな世界」での話ですが、「目に見えるマクロな世界」には量子力学のルールは適用されないのでしょうか? 

    シュレーディンガーは「目に見える世界にも量子力学の効果を簡単に表すことが出来るけど...そしたらおかしなことになるっしょ? 」と言いました。

    蓋のある箱を用意して、この中に猫を一匹入れる。箱の中には猫の他に、放射性物質のラジウムを一定量と、ガイガーカウンターを1台、青酸ガスの発生装置を1台入れておく。もし、箱の中にあるラジウムがアルファ粒子を出すと、これをガイガーカウンターが感知して、その先についた青酸ガスの発生装置が作動し、青酸ガスを吸った猫は死ぬ。しかし、ラジウムからアルファ粒子が出なければ、青酸ガスの発生装置は作動せず、猫は生き残る。一定時間経過後、果たして猫は生きているか死んでいるか。

    ラジウムのアルファ崩壊の確立が50%だとすると、箱の中の猫の生死の確率はそれぞれ50%づつです。つまり箱を開けて確認するまで、猫は生きている状態と死んでいる状態が重なりあっている状態になってしまっているよと言えます。しかしそんな不思議なことことありえるんでしょうか? といったパラドックスをシュレーディンガーはこの思考実験で示しました。

    さてさてここで本題ですが、今回東大が行った実験は、猫と同じく目に見える光ビームをこの「シュレーディンガーの猫」のように2つの状態が重なりあったまま量子テレポーテーションさせることに成功したらしいのです。(ってことだよね? ) すげーな。

    量子テレポーテーションなら原理的に間接的な観測ということになるから、普通に観測すれば保たれないはずの重なりあった状態の情報が失われないんだとか。

    重ね合わせの性質を失わず情報を伝送できれば量子情報通信・量子コンピューター実現に向けて大きな一歩となります。特に超大容量光通信への極めて重要な一歩なんだそうです。

    ということで、僕もここまで書いておいてあれですが、よくわかりませんね。東大がやってるんだからたぶん凄いことなんでしょうきっと。量子コンピュータとか夢がひろがりますね...。


    参考記事:http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=278518&lindID=4[日経プレスリリース]

    (鉄太郎)

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110420-00000305-giz-ent

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  42. プレスリリース

    日本IBM、国立国会図書館の全文テキスト化システム・プロトタイプを開発

    http://circlena.blogspot.com/2009/03/blog-post_18.html#comments
    2011年8月1日

    日本IBM、国立国会図書館の全文テキスト化システム・プロトタイプを開発

    日本アイ・ビー・エム株式会社(社長・橋本孝之、NYSE:IBM、以下 日本IBM)は、この度、国立国会図書館が蔵書の大規模デジタル化作業の一環として実施した全文テキスト化システムプロトタイプ構築事業において、全文テキスト化システムのプロトタイプを開発しました。この技術は、推論技術や時間や場所を問わずインターネットを通じて多くの人々が特定の目的達成支援を行うというアプローチを組み合わせることで、画像からのテキスト化に係る作業効率を改善するものです。また、この技術を取り入れることで、全文テキスト化の作業を効果的に進めることを目指しています。

    日本語は、ひらがなやカタカナに加え、多数の漢字(常用漢字2,136文字、旧字・異体字等を含めれば約10,000文字)を用いて表記されます。さらにルビ、縦横書きの混在など、アルファベットなど数十種類の文字だけで表現される言語と比較して表現の多様性に富んでいます。欧米では、文化財保存を目的とした書籍のデジタル化や、印刷物の読書が困難な状況にある方々が電子化の恩恵を受けられるよう、様々な全文テキスト化の活動が活発に展開されています。一方、日本では、日本語に特有の表現の多様性が全文テキスト化の実現を困難なものとしています。

    今回のプロトタイプは、この様な日本語特有の問題を解消し、明治以降の各年代の日本語書籍の全文テキスト化作業の効率化、印刷物の読書が困難な状況にある方々に配慮したアクセシビリティの実現、そして効果的な全文テキスト・データ検索および表示の実現を目指して開発されました。当プロトタイプ・システムの主な機能は、以下の通りです。

    1.共同校正機能
    当機能は、Webブラウザー経由で多数の文字校正者が同時に作業を行うことを可能にすると同時に光学式文字認識(OCR)の精度向上を実現します。共同文字校正インターフェースは、OCRで同じ文字として認識された文字群を一覧表示し、作業者は一括して校正を行うことができ高い効率で校正を行うことが出来ます。日本語の文字を認識できる人であれば誰でも作業を行うことができます。また、作業結果をOCRの再学習に用いることで徐々に精度を向上することができます。共同仕上げ校正インターフェースは、紙の原本や原本のスキャン画像と校正対象の文字を見比べながら一つ一つレビューしていくというアプローチではなく、共同文字校正で予め校正された結果を原本の画像上に表示したり対比させることにより、校正者が一目で確認、修正できるような配慮がなされています。また、共同文字校正担当者からの申し送り箇所は赤枠で強調表示され、仕上げ校正者による修正を促します。

    2.共同構造化機能
    当機能は、視覚障がい者などが読み上げソフトを使って書籍を読む際に重要となる構造化を実施するため、構造情報付加機能と読み上げ順序修正機能の2つの機能を提供します。IBM東京基礎研究所で開発された、読み上げ順序を一筆書きで表現しドラッグ・アンド・ドロップ操作のみで修正を可能にする技術を採用すると共に、全文テキスト化された書籍の構造の種類に応じた最適な構造化インターフェースを用意することで、HTMLやXMLといった記述言語の知識がなくても構造化をおこなうことができます。また、読み上げ順序、見出し、本文、目次、図、表、注釈、ページ番号といった構造情報を自動的に推論し、構造化担当者にガイドを提示する機能など、作業のワークロード軽減を目指す仕組みを提供します。

    当プロトタイプ・システムには、2008年にIBM東京基礎研究所が開発した、一般のユーザーと視覚障がいをもつユーザー、アクセシビリティの専門家などがインターネット上で協働し、ウェブページのアクセシビリティを向上させるSocial Accessibilityのコンセプトが応用されており、多数かつ多様な作業者がWebブラウザー経由で同時に協調して作業を行うことを可能にしています。また、IBMハイファ研究所が欧州連合と進めている大量の歴史的資料のデジタル化プロジェクト、IMPACT(IMProving ACcess to Text)の一環として開発された、シンプルな操作を繰り返すことで生産性を向上させる協調型文字校正技術を採用しています。この技術には、適応型OCR エンジンが文字認識エラーの校正作業がなされるたびに自動的に学習し、より正確な文字認識を実現するという機能も含まれており、作業効率の向上に貢献しています。

    なお、当全文テキスト化システムのプロトタイプは、将来的な国際協力や標準化を視野に入れた開かれたシステムとして設計されています。

    全文テキスト化プロトタイプ・システム概要につきましては、こちら(PDF、1.7MB)をご覧ください。

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  43. プレスリリース

    日本IBM、国立国会図書館の全文テキスト化システム・プロトタイプを開発
    http://www-06.ibm.com/jp/press/2011/08/0101.html

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  44. ニュートリノの速度は光の速度より速い、相対性理論と矛盾 CERN
    http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2830135/7817623


    スイスの欧州合同原子核研究機構(European Centre for Nuclear Research、CERN)でモニターを見つめる研究者(2010年3月30日撮影、資料写真)。(c)AFP/FABRICE COFFRINI


    【9月23日 AFP】素粒子ニュートリノが質量を持つことの最終確認を目指す国際共同実験OPERA(オペラ)の研究グループは22日、ニュートリノの速度が光速より速いことを実験で見出したと発表した。確認されれば、アインシュタイン(Albert Einstein)の相対性理論に重大な欠陥があることになる。

     実験では、スイスの欧州合同原子核研究機構(European Centre for Nuclear Research、CERN)から730キロ先にあるイタリアのグランサッソ国立研究所(Gran Sasso Laboratory)へ、数十億のニュートリノ粒子を発射。光の到達時間は2.3ミリ秒だったが、ニュートリノの到達はそれよりも60ナノ秒ほど早かった(誤差は10ナノ秒以下)。ニュートリノの速度は毎秒30万6キロで、光速より毎秒6キロ速いことになる。

     OPERAのスポークスマンを務める物理学者のアントニオ・エレディタート(Antonio Ereditato)氏は、「ニュートリノの速さを知るための実験だったが、このような結果が得られるとは」と、本人も驚きを隠せない様子。発表に至るまでには、約6か月をかけて再検証や再テストなどを行ったという。

     研究者らはなお今回の結果には慎重で、世界中の物理学者らに精査してもらおうと、同日ウェブサイト上に全データを公開することにした。結果が確認されれば、物理学における理解が根本から覆されることになるという。

    ■物体を貫通するのに加速?

     ニュートリノは、太陽などの恒星が核融合を起こす時の副産物だ。電気的に中性な粒子で、極めて小さく、質量を持つことが発見されたのはごく最近のこと。大量に存在しているが検出は難しいことから「幽霊素粒子」とも呼ばれる。

     ただし、アインシュタインの特殊相対性理論に沿えば、物質は真空では光より速く移動することができない。

     ニュートリノは地球の地殻を含めて物体を貫通して移動しているが、「移動速度が(貫通により)遅くなることはあっても光速以上に加速することはあり得ない」と、データの再検証に参加したフランスの物理学者、ピエール・ビネトリュイ(Pierre Binetruy)氏は、疑問点を指摘した。

     2007年に米フェルミ国立加速器研究所(Fermilab)で同様の実験に参加した英オックスフォード大(Oxford University)のアルフォンス・ウィーバー(Alfons Weber)教授(素粒子物理学)は、光速より速いニュートリノが現行の理論と相容れないことを認めた上で、測定誤差の可能性を指摘し、同様の実験を行って結果を検証する必要性を説いた。

     フェルミで行われた実験では、やはりニュートリノの速度が光速をやや上回っていたが、結果は測定誤差の範囲内だったという。

    ■4次元とは別の次元?

     理論物理学者は、ニュートリノの予想外の速さを説明するための新たな理論を構築する必要に迫られるだろう。

     先のビネトリュイ氏は、ニュートリノが4次元(空間の3次元+時間)とは別の次元への近道を見つけたのかもしれないと話した。「あるいは、光速は最速とわれわれが思い込んでいただけなのかもしれない」

    (c)AFP/Marlowe Hood

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  45. http://blogos.com/article/26193/
    【緊急寄稿】人為的に作成された致死率60%のH5N1ウイルス - 外岡立人

    2011年12月06日 00:01

    先見創意の会

     それは世界的通信社であるカナダ通信社から11月19日に世界に発信された。

     そして英国の報道機関でも伝えられ、その後日本を除く世界の先進国の報道に載った。

     オランダのエラスムス医学センターのウイルス学者であるRon Fouchier教授のチームが、フェレットへの感染実験を10回繰り返し、容易に空気感染(飛沫感染)して感染相手を高率に死に追いやる変異ウイルスを作成した。

     フェレットは免疫システムが人と似ているため、インフルエンザウイルスの感染実験に使われるが、そこで示される感染性と病原性は人でもほぼ類似していると考えられている。

     H5N1鳥インフルエンザウイルスは人には未だ感染しにくく、世界での感染例は現在まで571例であるが、その60%近くで死亡している。ただしこの致死率は国によって異なり、インドネシアでは82%と脅威的に高率となっている。

     発表内容によると作成ウイルスは、オリジナルのウイルスと等しい致死率をフェレットで示したとされるから、このウイルスが試験官外に漏れるか、または他の場所でテロを目的として作成されると、地球上の人間の半数以上が死亡する危険性がある。

     同チームの研究結果は米国の超一流科学雑誌である”Science”に投稿されているが、雑誌編集部はその発表の危険性を考慮して、米国連邦政府顧問委員会の一つである”バイオセキュリティー科学顧問委員会(NSABB)”に評価を依頼している。なお現在同雑誌編集部が掲載を保留して、NSABBに出版の妥当性の検討を依頼している論文に、東京医科研の河岡義裕教授のものもあるとされる。同研究は米国ウイスコンシン大学との共同研究であるが、内容はオランダチームのそれと類似しており、人に感染するH5N1ウイルス変異をテーマにしているとされる。内容は公表されていない。

     なお、NSABBに出版の可否を巡って評価が依頼される研究論文は、これまでは少なかったといわれる。

     以下、オランダチームの作成した致死的ウイルスに関して、若干検証してみる。

     同チームはまずフェレットに感染しやすいように既知の方法でウイルス遺伝子構造に変化を加え、その後10回の感染をフェレット間で繰り返したところ、10代目の感染フェレットから分離されたウイルスが、高度の致死力を維持したまま周辺のフェレットに空気感染(飛沫感染)する特性を獲得していたとされる。致死力は元々のウイルスと同等であった。

     遺伝子解析によると5回の小さな変異が起きていて、その変異過程も詳細に把握された。

     同チームの研究は、米国の国立衛生研究所(NIH)から助成金が出ており、その研究目的は、H5N1ウイルスが人に容易に感染するようになり、世界的パンデミックを起こす可能性があるのか、もしその可能性があるとしたならどのような変異が必要か等であるとされる。

     同研究は生物兵器の開発にもつながり、”軍事・民生”共有の研究(dual use research)といわれる。

     サイエンス編集部から発表の妥当性の検討を依頼されているNSABBのPaul Keim委員長は、委員会では数週間に亘って内容を論議してきていて、間もなく委員会としての見解を公表すると語っている。

     同委員長は、これほど危険な病原体は他にはないと語り、そして委員会として多くのコメントが用意されていると付け加えている。

     また同氏は長年炭疽菌に関して研究してきている専門家であるが、これほど恐ろしい病原体は他にはないだろうし、全てにおいて炭疽菌以上に恐ろしい、と語っている。

     なお論文がScienceに掲載されるかどうかは現時点では不明であるが、NSABBには掲載に関する決定権はないとしても、雑誌編集部に掲載しないように勧告は出来るという。

     さらにピッツバーグ医学センターのバイオセキュリティーセンタ長で、バイオテロリズムの専門家であるThomas Inglesby博士は以下の様にコメントしている。

     「研究者が致死的ウイルスを、さらに致死的で感染力の高いウイルスに変異させる研究は許されるべきではない。さらに、その内容を公表して他の人間に同様な実験を可能にすることは決して許されるべきではない」。

     一方、こうした研究を容認し、論文として科学雑誌に発表することに賛成している研究者も多い。

     米国公衆衛生学の指導的地位にある、感染症研究と施策センター長(CIDRAP:ミネソタ大学)のマイケル・オスターホルム氏は、このような研究室での実験を擁護している。

     「これらの研究は非常に重要である。この研究はインフルエンザ研究者達の間で十分に支持されている。なぜなら研究結果は公衆衛生(public health)に利益をもたらす可能性があるからだ。今回の結果は、軽視されているH5N1パンデミックを再考慮すべきであることを示している(容易にウイルスは人類にとって危険な株に変わり得る:訳者)」と、同氏はブログで記述している。

     また同氏は雑誌に論文を掲載する場合、作成方法の内容で鍵となる部分を外して、生物兵器作成の悪用を防ぐべきであるとも、他の報道機関に語っている。

     なぜ変異H5N1鳥インフルエンザウイルスが炭素菌以上に怖いかというと、ウイルスは人に感染して、そこで自己増殖し、さらに周辺の人に感染してゆく。自己増殖するウイルス粒子は無限であり、感染対象者がいる限り、感染増殖すると同時に、その宿主を殺してゆく。

     炭疽菌や他の病原体は、人に感染して、宿主を殺すことはあっても、そこから無限に自己増殖して容易に世界中へは拡大出来ない。

     今回、11月19日以降海外で流れた主要な報道のタイトルを挙げると以下の通りとなる。

    ■「研究者達は鳥インフルエンザウイルスを、より感染しやすくなるように変異実験を繰り返す-しかし批判が相次ぐ」(英国)

    ■「新規鳥インフルエンザ研究に対する議論、方法論を発表するのは危険との意見も」(カナダ)

    ■「マルタにおけるインフルエンザ会議での発表内容が、バイオテロ警戒に発展」(マルタ)

    ■「バイオテロの恐れが重大なインフルエンザ研究を阻止」(国際)

    ■「人工的に作成されたスーパーインフルエンザは人類の半数を殺す」(国際)

    ■「米国、オランダの研究が生物兵器につながることを懸念」(オランダ)

    ■「炭疽菌以上に恐ろしいインフルエンザウイルスを実験室で作成(英国)

    ■「オランダの研究者、鳥インフルエンザウイルスから、より病原性の高いウイルスを作成」(国際)

    ■「パンデミックは可能? 科学者は鳥インフルエンザウイルスを改造して、恐ろしい結果を発表」(国際)

    ■「科学者達が作成したスーパー鳥インフルエンザウイルス株は大災害のレシピ」(米国)

    ■「科学者、研究室内で鳥インフルエンザウイルスの致死的株を作成」(米国)

    ■「実験室内で人へ致死的感染する鳥インフルエンザ株が作成--その作成方法を記述した論文の発表が模索中」(米国)

    ■「世界の人口の半数を殺す能力を持つ、人為的に作成された鳥インフルエンザウイルスの作成方法は公開されるべきか?」(米国)

     なお、国内では、11月30日に読売新聞が「鳥インフル論文、テロ懸念で米紙掲載見合わせ」というタイトルで取り上げているが、内容的には表層的である。

    --- 外岡立人(医学ジャーナリスト、医学博士)

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  46. 時を止める「タイムホール」生成に成功

    米国防高等研究計画局(DARPA)の支援を受けたコーネル大学の研究チームが、
    光を調節することで、40ピコ秒(1兆分の40秒)の間、時を止める=出来事を「消す」ことに成功した。

    未来の兵士たちは、完全に秘密裏に任務を行えるようになるかもしれない。

    米国防高等研究計画局(DARPA)の支援を受けたコーネル大学の研究チームが、
    光を調節することで、40ピコ秒(1兆分の40秒)の間、時を止めることに成功したのだ。

    研究論文は、1月5日付けの『Nature』に発表された。近年はさまざまな研究チームが、
    物体を「見えなくすること」に関して大きな進歩を成し遂げているが、
    「時を止める」ことに成功したのは今回が初めてだ。

    画像
    http://wired.jp/wp-content/uploads/2012/01/invisible.jpg

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